ブラック企業、ブラックバイト、、、今まではこのバイト先きついなぁ~くらいに個人が思い抱えてたものが、近年のネットの普及によって従業員の声が世間に届き、これはアウト!企業が根本から改革を迫られている現在の日本の企業。
特に飲食店においては、社員、アルバイト関係なくブラックが基本で成り立っている業種でもあり、これをホワイトにするには飲食店の在り方、価格、仕組み全てを根本から変えないといけない問題となっています。
そこで、今回のお話は、ブラックバイトについて話をしようと思います。当てはまるものがあり、相談したいと考えているのなら即、労働基準監督署に通報してみましょう。何事も自分で動く事が大事です。
ブラックバイトあるある① 休みが取れない
飲食店のバイトというのは基本、自分の希望のシフトを提出して社員なり店長なりがシフト作成し貼り出すなりlineでバイトに周知させるのが一般的です。
しかし、薄利多売の飲食店の場合、営業はほぼアルバイトで行っている関係でアルバイトの人数も大型店ともなればそれなりの人数になります。希望通りにシフトに入れる事は中々ありません。
ましてや飲食店は水商売です。月曜日~日曜日、時間帯によっても従業員の欲しい人数は違いますし、その日のお客の入り状況でも変わってきます。
ですので、人が足りなければ社員は「言いやすい」「断らなさそう」なアルバイトに狙いを定めて電話なりLine攻撃を仕掛ける訳です。
社員は必死です。シフト管理が一番の仕事と言ってもいいぐらいですので、どれだけアルバイトの心を掴めるか?そこが一番重要なのかもしれません。
しかし、アルバイトにとってそれが強制、強要に感じるのであればそれはもはやシフトの相談ではありません。何の為にシフトを提出しているのか。断って当たり前の状況で断れないよう強制するのは問題です。
ブラックバイトあるある② 待機・カット
大手チェーンだけではなく今は小さな飲食店でさえ行っている人件費対策らしいのですが。。。
現在の飲食店は全てをマニュアル化し調理から接客までアルバイトで運営する事によって利益を確保しています。
しかしながら、飲食店というものは先ほども言ったように、常に忙しい訳ではありません。暇な時間もあれば、お客が一斉に帰って閉店を待たずにお店が空になる事も。。
そこで、アルバイトが出社しても、「今暇だからちょっと待機で」なんて店長から言われスタッフルームで待機するケースがあるようです。また、ピークを過ぎ暇になったとたん、「もう帰っていいよ」とアルバイトを帰し人件費を少なるする飲食店も少なくありません。
忙しければとことん使い、暇なら帰す。飲食店というものはそんなもんだではもう済まされない時代です。
何時から何時までというシフトを作り、その時間働ける環境を作らないのは契約的にも問題がありますし、スタッフルームに拘束していれば賃金が発生してもおかしくないケースです。
アルバイトだからといって都合のいい使い方をしていい訳はありません。アルバイトに依存する店作りをしてるのですからアルバイトの労働環境をもっと変えていかなければいけないのではないでしょうか。
ブラックバイトあるある③ 賃金の未払い、遅れ
これに関しては、悩む事もなく即通報です。。。
私も賃金の未払い、遅れ両方とも経験があるのですが、そういった会社がまともになるケースがまずありません。大抵、潰れます。
結局、泣き寝入りなってしまう可能性もありますので、賃金トラブルに関しては一回目で見切りをつけましょう。
また、雇用契約時の話と時給が違う、深夜時給が誤魔化されている、研修期間が終わらないなど、小さな問題でも積極的に相談するべきです。
大抵の人は求人紙を見て飲食店に応募すると思うのですが、どの飲食店も好待遇を謳っていますよね。それは、求人紙へ広告を出すのにもかなりのお金が掛かる為、一人でも多くの応募が欲しいので待遇がいい事をアピールしているのです。でも内情は入ってみない事には分かりません。
30万かけて求人紙で広告をうっても応募ゼロなんて時代ですから、オーバーに書くのも分からなくはないですが不正はいけません不正は。
私がオススメする飲食店の選び方、ホワイト飲食店へ就職したい方は是非ご覧下さい。
最後に
今回はアルバイトの労働問題をテーマにしてみましたが、飲食店においてはアルバイトよりも社員が何よりブラックです。
もしかしたら社員目線で見れば、本社から言われるからしょうがなくアルバイトを会社の都合のいいよう使ってるだけ。となるかもしれません。それほど飲食業界は闇が深いのです。
多く配置しないと忙しい時には回らない。でも多すぎると暇で売り上げが立っていない時に人件費を使いすぎだと怒られる。
これはもう飲食業界全体の問題であり、安さ安さの流れを撤廃する時期にきたのだと私は思います。
安さ安さは誰も得をしません(飲食店の経営陣は別)、従業員はとことん苦労しますし、お客も得なようで、身体にとって安心、安全なものを口にしているかというと?疑問です。
働く者にも、利用する者にも安心、安全を提供する飲食業界になってほしいと切に願います。