焼肉『牛宮城』に学ぶ飲食店成功の秘密!有名人飲食店は焼肉屋一択?

ついにオープンした元雨上がり決死隊、YouTuberの宮迫博之さんの焼肉屋「牛宮城」

オープンに至るまで様々なトラブル、ドタバタ劇等ありましたが、これだけ話題になる飲食店のオープンは中々見ない事ですから、ある意味大成功だったのではないでしょうか?

飲食店のオープンというのは経験した事の無い方には想像も付かないくらいの重労働と精神的な不安、眠れない日々、お客様は来店するのだろうか?スムーズな接客は出来るだろうか?料理に満足してもらえるだろうか?アルバイトは出勤するのだろうか?wなどなど不安が尽きないのです。

ですから「牛宮城」は大成功のスタートを切ったと私は感じました。しかし、そこはオープンしては潰れオープンしては潰れの飲食業界。飲食業はここからが難しい。続けていく事が本当に難しいのです。ましてや手を出しやすい焼肉屋ですから、これからがどうなるか非常に楽しみなお店です。

今回のお話は何故?焼肉屋をオープンしたのか?というお話です。焼肉が大好きだから!いえいえ飲食業はそんな単純なお話ではないのです。

有名人のお店は大抵焼肉屋かお好み焼き屋

飲食店に関わりの無い方は気にならないかもしれませんが、有名人が飲食店を出す場合、ほぼ焼肉屋かお好み焼き屋です。

ラーメン屋もありますが、大体すぐ潰れます。ラーメンは知識と経験が必要ですのでそう簡単に成功出来る業種じゃありません。

じゃぁ何故、焼肉とお好み焼きなのか?

両方に共通するものでは、客が調理してくれるという事。つまり素材だけだせば後は勝手にお客が料理してくれるという事です。腕のいい料理人を何人も抱えるコストも必要ないですし、仕入れのルートを確保し、調理場のオペレーションさえしっかり作っておけば、アルバイトだけでも運営する事が出来るのです。飲食店にとって人件費というのは利益を出す為の最大の課題ですので、アルバイトで回せれば回せるだけ利益が出せますから会社にとってはいい事尽くめです(現場は大変ですが)

お好み焼きに関しては粉物業種と言われるだけあって原価が安いのが一番ですね。飲食店は水商売とも言われますが、お客が来ない時は本当に来ないです。この二年間のようなコロナ騒ぎともなると、高原価の店、人件費の高い店はやっぱり閉店せざるを得ないですから原価の安さ、アルバイト運営というのは、飲食店は出したいけどリスクは取りたくないという飲食店素人にはもってこいの業種と言えるかもしれませんね。

そしてこれから飲食業を副業で始めようとする方は本当注意して下さいね。寿司、天ぷら、焼き鳥など専門職、つまり職人がいないと出来ない業種は本当に難しいですから。職人業種は本当に難しい。自分でお店に立つならまだしも、副業ってなるんでしたら絶対手を出すべきではありません。これ本当です。

飲食店一番の課題は集客

今回の「牛宮城」オープンを見させてもらって本当に関心したのが集客です。何故なら飲食店で一番苦労するのが集客だからです。

どんなに美味しいものを作っても食べてもらえなければ意味がありません。じゃぁ広告を出そうと思っても、飲食の広告は高いです。飲食業に巣食う会社の多い事多い事、実際費用に見合う集客は中々望めないのが現状です。結局お客が来ず、オープン三ヶ月で閉店なんて本当良くある話ですから。

その点、今回の「牛宮城」は集客にお金が掛かっているどころかYouTubeで収益も出てるくらいですから飲食店の広告としては最高の形になっているのではないでしょうか?正直頭が下がりますねこれは。飲食店のお金を掛けたくないけど、掛けなければ集客が出来ないという課題を見事にクリアしてますからね。はぁ~凄い。

最後に・・・テレビ広告の罠

テレビやYouTubeなどの広告というのは一種のドーピングと私は思っていて、ここに手を出したらとことん行かなきゃならないというのが私の持論です。

地道にお客を集めて常連を多く作っている店というのは本当に息が長く、メディアをあえて遠ざける傾向があります。何故なら、テレビに出ると一週間から二週間は来店フィーバーが起こるからです。オープンして間もない頃ならいいんですが、常連で回っている店にとってはこの二週間で常連が離れる可能性が出てきます。そしてテレビを見て来店する客というのは、一回行ってみようと来てるだけなので常連になる可能性も低いですから出て損するパターンも実際あるのです。

今回の「牛宮城」はメディア広告全開でスタートしてますので、これからYouTubeと連動してどう集客していくのか?私は楽しみで仕方ないです。早速ちょっとしたトラブルなんかも動画にして話題にしていますが、これを続けてあの席数集客していくのは正直背筋が凍るな。