会社に勤めたら定年まで働く。そんなのが当たり前だと思っていますか??
私は何度か転職してるのですが、履歴書や職務経歴書を書く時にこんな転職してると不利なんだろうな。なんて思いながらも自分のやりたい事を優先してきました。
そして今は自分が面接したり、採用を担当する事も増え、履歴書に目を通す機会も多いのですが、今の時代、転職を繰り返してるなんて当たり前の世の中なんだな。とちょっと嬉しくなったんですよね。
転職なんて当たり前の時代
私は、長い事同じ環境で仕事をするのが、ちょっと耐えられないという変わった人間なので。3年くらい働くとちょっと数か月休もうかな。なんてお気楽な生活をしてたんですよね。
でも地元の友人と飲みに行って話をすると、もう会社に入って10年以上、役職が付いてるなんて友人も増えてきたのを目の当たりにすると、自分も転職しなければ、そこそこのポジションになってたのかな?なんて悩んだ時期もありました。
でもずっと同じ会社。嫌な事を何十年も我慢する生活?ノルマノルマの毎日?私は一生に一度の人生だから楽しく生きたいなと思うんですよね。
今は昔と違い情報が簡単に手に入る時代。うちの会社おかしいのかな?ブラックじゃん。辞めよう。
だから今の時代転職って珍しくないんでしょうね。
飲食業からの転職
私も、実際考えている飲食業界から別業種への転職。
飲食業界に20年居ながらも、ここにきて転職を考えるようになったのには二つの訳があります。
1 家族の時間・子供
これは良くある話ですね。家族との時間が取れない事に対する不満。
これはね、、家族が出来て子供が出来たりすると、びっくりするほど感じます。
私が飲食業界からの転職を考えてる一番の理由が、子供です。人間てこうも変わるんだなと自分でもびっくりするんですが、子供との僅かな時間を大事にしたいと思っちゃったんですよね。
子供が幼稚園や保育園、小学校と成長してくると土日祝休みに憧れると思います。これは絶対思うはず。
運動会で『みんなお父さん来てたよ。』なんて言われた日には泣けますよ。
今まで月曜日とかに休みを取っていて、買い物行くにも空いててラッキーなんて思ってましたが、、とんでもなかったです。
普段も仕事から帰って寝顔しか見れないのに、時間も休みも子供とすれ違ったら何の為に働いてるんだって思いますよ。別に違う仕事いくらでもあるでしょと。
2 飲食店の将来性
飲食店で売り上げを上げるには、回転率を上げるか、客単価を上げるかですね。しかしそれでも売り上げは頭打ちになりますから、さらに売り上げを上げるには店舗展開でお店を増やして売り上げを上げていくというのが飲食業界の王道です。
しかし、、、店舗が縮小する時代に突入しているのは飲食店従業員なら気づいていますよね。
人手不足だからと言うのは表向きで、飲食店を利用する人が減っていってるのです。
そしてこれからもっと減っていくでしょう。飲み会の減少・不参加・そして若者のアルコール離れ。これから飲食店にどんどんお金を落としてもらわなければならない世代が飲食店にお金を落とさないのですから。
さらにはもう数年後とも言われている、AIの発達によるロボット時代。もう実際にロボットが料理を作る料理ロボットは出来てますからね。
テーブルにタブレット置いて、注文もお会計も席で完結し、料理もロボットが運んだり、回転ずしのようなシステムを作れば居酒屋のような飲食店でも人はほとんど必要無くなります。
飲食店は利益率が低い、そして人件費が高い(売り上げに対して人件費が高いという事で、働いている人の給料は高くない)
経営者からするとコストダウンしていくのは当たり前ですよね。
登録するだけで、企業の情報やスカウトもくる。転職のアンテナは張り巡らせるべき!
一度の人生飲食業界以外の世界を
自分でお店を出すのが夢だ!なんて人には関係のない話かもしれませんが、飲食店で働いていて将来が不安だなんて思ってる人は転職する武器は持っていた方がいいと思います。
先ほども言いましたが、家族が出来たら飲食業は本当に辛く感じると思います。休みのなさ、拘束時間、年中無休のお店ともなれば年末年始も悲惨です。
飲食業界しか知らない私が、今色々と転職サイトのサポートを受けてみて驚きの毎日を送っています。
というのは、『ここは年間休日が104日なんでちょっと少ないですね』とか言うんですよ。ちょっと待ってくれ今、年間72日休みの私は何なんだと。
正直、飲食業界より条件の悪い所を探す方が難しいのではないか?とさえ思いますよ。
最後に
飲食業をもう辞めようと思っているのなら、はっきり言って辞めた方がいいと思います。
大手チェーンも縮小してる今の時代、自分でお店出してお店と運命を共にする!なんて人くらいしか飲食業は無理じゃないかな。
先の見えない従業員生活なら早めに見切るのが正解かも知れませんよ。
経営者はもう色々と考えているはずですよ。自分達が生き残る為にね。