水商売とはよくいったもので、飲食店も水商売と呼ばれる業種となります。お酒を取り扱うという意味や先の見通しが立ちにくく収入も安定しない職種といった意味合いがある言葉ですが、これほど天候に左右される職種もないですもんね。
しかし飲食業の中でも天候が悪い時こそ売り上げが上がるケースもあるのです。何か分かりますか?
天候が悪い日こそ儲かる飲食業とは?
天候が悪い日に売り上げが上がるのは、デリバリーや持ち帰りをメインにした業種です。
これはまさに飲食店の辛いところを狙ったサービスですよね。店舗型の飲食店をやっている、働いている方は分かると思いますが、基本待ちの営業ですよね。お客さんがお店に足を運んでくれて初めて仕事になる訳です。天候が悪いと、どうしても飲食店を利用せず帰ろうかと考える人が多い。そして元々予約していたけど、日を改めるかなんて事もあり天候が悪い日はどうなるか全く予想が出来ないのが店舗型飲食店の辛いところです。
逆に、デリバリーは家に料理を宅配する訳ですから、天候が悪く買い物に行くのも億劫だからデリバリーで頼もうか?と天候が悪いとデリバリーの需要は増える訳ですね。特に土日に天候が悪いと売り上げは凄まじいです。
土日に天候が悪くなれと期待するのも何か変ですが(笑)飲食業で働いていると土日祝休みってあり得ないですからね。
店舗型は何か対策を
同じ飲食業でも、店舗型の飲食店では雨などの天候が悪い日は打ち上げが落ち込むのが当たり前です。
予約が入っていても、ドタキャンや無断キャンセルが増えるのも天候が悪い時です。飲食街を歩く人も少ないですからフリーの来客も普段より期待出来ません。
対策を取ろうにも、天候だけはどうしようもありませんよね。ただ、天候が悪い日を逆手に取ったサービスは可能ではないでしょうか?
結果が出ている、デリバリーや持ち帰りメニューなどはもちろんですが、例えば雨の日のみのサービスだったり、雨の日しか出さないメニューだったり雨の日に特別な演出を加える事で少しでも集客が出来るのではないでしょうか?
もちろん告知をしないと集客は出来ませんよ。SNSや広告媒体(食べログやぐるなびのような)を最大限に使ってアピールし、サービスも根気よく続けなければなりません。でも「今日、雨だからあの店行くか」とお客さんがなってくれれば努力は報われますよね。
雨の日にお店ガラガラでどうしようもないって待っているだけでは今の時代厳しいと思います。生き残るのは攻める飲食店。どうせ席が空いてるんだったらサービスしてでも席を埋めた方がいいに決まってますから(高級店はまた考え方は違いますが)
最後に
集客に悩んでいるのならどんどん行動するべきです。今の時代ネットで飲食店を選びネットで飲食店の予約までする時代です。ただお店を開いていても集客は難しいです。広告媒体にお金がかけられないのであれば、無料で使えるSNS(Twitter、Facebook、インスタ)などでどんどんアピールするだけでも集客は出来るのです。
天候に左右されない店作りは難しいですが、悪天候の集客が出来ればお店の経営も安定しますので是非、悪天候を逆手に取ったサービスで満席を目指して下さい!