少し前までは、テレビで見ない日は無かった川越シェフ。
料理人というと強面、不愛想なんてイメージもありますが、さわやかなルックスとスマイルで一躍時の人となりましたね。
個人的に、飲食店がテレビに出るのは否定派なんですが(ミーハーな人が一瞬来るだけで、その後の反動がよろしくないですから)ただ、この人くらい吹っ切れちゃえば逆にありかな?とも思って見ていました。
しかし、最近はテレビを含めたメディアで川越シェフを見かける事は無くなってしまいました。それどころか本業であるはずの自分の店まで閉店してしまったそうです。
お店の閉店はやはりあの騒動が引き金なのか?
あれだけ一気にメディアに取り上げられた分、失うのも一瞬という事なのでしょうか。本業であるはずの代官山のお店も閉店となってしまったようです。(悲しい)
個人的には川越シェフは好きなんです。尊敬出来るところも多いですし、飲食というジャンルの新たな可能性も見せてくれた人ですから。
あれだけ有名になってしまったら、叩かれる事も多いでしょうし、冷やかし来店も増える事でしょう。本来ならスルーしとけば良かったんでしょうけど、口は災いの元とは良く言ったもので、一つの発言でスターダムから一気に転落する事になってしまいました。
口コミサイト騒動
ちなみに私は食べログのような口コミサイトは全く信用していません。何故なら点数買えるから。
口コミサイトの点数の闇についてはこちらからどうぞ
しかし、信用していませんが、飲食店を経営するとなると食べログは避けて通れない巨大なサイトとなっているのは飲食店関係者なら周知の事実だと思います。
その口コミサイトで書かれた事に川越シェフは釣られてしまったんですよね。
『水、800円取られた』
詳しく書けば色々ありますが、これに対して反論してしまったんですよね。
「いい水出しているから。1000円、1500円取るところだってありますよ。そういった高級店に行った事がないからそう感じる」とそして、「年収300万、400万の人が高級店に行って批判を書き込む事もある」
これがたちまち炎上。メディアもこぞって取り上げ、その後謝罪をするも信頼を回復するには至らなかったという事なのでしょう。
個人的には叩かれる意味が分からない
川越シェフを擁護する訳ではありませんが、飲食店関係者はそこまで叩いてないんじゃないかな?と思うんですよね。
この業界にいると、大体口コミ書く奴は貧乏人なんて話をよく聞きますし、そもそも高級店は、ターゲットが富裕層だったりする訳で、タダの水で居座られては困りますから必然といい物を用意して値段は高くなっていきます。
落ち着いて食事の出来る空間を提供するには、安さを求めるお客は来ないようにしなければなりませんからね。
ただ、メディアに出た事により今まで住み分けが出来ていたものが崩壊し、色んなお客が来るようになってしまった。安さを売りにしているお店なら良かったんでしょうけどね。。。
でも、従来のお店のリピーターは残念だったのではないですかね~。お気に入りのお店がテレビで話題になって入れなくなり、客層がガラリと変わってしまう訳ですから。
まぁ飲食店経営者ならこうなる事は分かってたはずですから、もっと大きな成功を求めてたという事なんでしょうけどね。
最後に
水商売と言われる飲食店。ずっと軌道に乗せていくのは非常に困難です。だからこそ地道に目の前のお客さんに向き合わなければならないと思うのです。確かにメディアを使えば、ショートカット出来るのは事実。
しかし、ショートカットした分、メディアの力が無くなった時に失うものも大きいのではないでしょうか?
飲食店は少ない利益を積み重ねる商売。それを忘れてはいけないのかもしれませんね。