年中無休の飲食店は離職率が高い!?飲食店に定休日は必要不可欠!

個人店が減りチェーン店が増えている現在の飲食業界。

そのおかげか年中無休の飲食店が当たり前のようになっていますが、個人的には年中無休の飲食店が増えていくのに不安があります。

 

確かに、経営者そしてお客さんの立場からすれば、飲食店は年中無休、長時間営業が理想だと思います。

しかし現実問題、年中無休の飲食店は、内情がボロボロのところが多いのも事実。

人員不足で頭を抱える経営者。

人手不足で長時間労働、休みが取れない社員。

お店に足を運んでも満足なサービスを受けられないお客。

年中無休の営業には、売り上げが上がる以外のメリットが何一つないのではないでしょうか。。

年中無休が生む負のスパイラル

飲食店の利益率は、数ある業種の中でも特に悪く、安定もしません。

だからこそ、原価率を極限まで下げて、人件費を削り、年中無休で営業するという今のスタイルが定着しました。

 

それにより、多くの飲食店チェーンが生まれた訳ですが、飲食は儲かるんだな?なんてイメージを持った方も多いのではないでしょうか?

求人紙は飲食店の求人で溢れている

飲食店が一年中抱える問題の一つが、人手不足。

毎週のように更新される求人サイトには、飲食店の求人が溢れています。

中には、一年中求人広告を出している飲食チェーンもあり、飲食業界の人手不足は深刻になっています。

人手不足は離職率が高いから?

飲食業界は特殊で、辞めたいと言ってから平気で半年とか働かせる業界。

入ってしまったら、想像してたのと違うと思っても中々辞められないのが現実です。

チェーン店ともなると、未経験でもあっという間に店長のようなポストを与えられる為、辞めたいと思っても責任感が出てしまい、ズルズルと働き続けるといった事もあるようです。

 

年中無休の店の店長ともなれば、一年中休みがないようなものですからね。

休みが取れない、アルバイトの急な休みで長時間労働。毎日祈るような日々です。

これでは離職率も高いのは当たり前ですし、中には自ら、社員を辞めアルバイトで雇用してもらうなんて話もあるくらいですから。

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定休日を作ると飲食店は変わる!

年中無休のメリットはもちろん売り上げが上がる。これだけです。

社員が一人や二人の飲食店では、休みの確保もままならないですし、先ほど言いましたように急な出勤ってケースもあります。

有給なんて聞いた事もないですし、今月はアルバイトが確保出来たから多めに休もうなんて事も許されない業界です。

もちろん社員は、旅行の計画も立てれない。ましてや海外旅行なんて夢のまた夢。。。

だから離職率も高く、常に求人を出していなければならない負のスパイラルに陥ってしまうのです。

定休日、GW、年末年始など休めばいい

そこに儲かるチャンスがあるのは分かります。

しかし、社員のモチベーションを保てないのであれば定休日を作るべきだと私は思います。

飲食店がダメなのは、大型連休を働かせたのに、その還元を社員にしないところ。

年末年始を頑張って働いてくれたのですから、一月の後半にでも10日くらい休ませればいいじゃないですか。

もちろんそんな事出来るような経営にはなってませんし、結局どこかで休みを取るといった曖昧な状態。休んだ気がしませんよね。

従業員を笑顔に出来なければ最高のサービスは生まれない

飲食店を利用して、従業員の疲れた表情を見る事ってありますよね。

私の場合、同業という事もあり、相当きついシフトなんだろうな?なんて心配してしまうのですが、その時点で飲食店としてダメですよね。

売り上げ!売り上げ!と経営者はなってしまいますが、そんな身体もボロボロの中、毎日をこなすのがやっとのシフトで前向きに頑張れる社員なんかいないと思うのです。

従業員が最高のパフォーマンスが出来るように舞台を整えるのも経営者の仕事なのではないでしょうか?

思い切って定休日を作って、社員も増やして、従業員が心から笑顔で仕事が出来る環境を作るのは、これからの時代必要だと思います。

末永く愛される店作りって、従業員を大切にする事から始めないと出来ないと思うのです。

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