好条件・好待遇はありえない!飲食店の求人広告にはご注意を

飲食店で働きたいと思ってるけど、飲食店の社員ってどうなんだろう。と思っている方。

飲食店で現在働いているけど、将来を考えて悩んでいる。なんて方。

ブラック企業の代名詞ともなってしまった飲食業界ですが、出店の勢いは衰えを知らず、毎日のように新店がオープンしているような状態です。

 

そうなると、業界の将来は安定してると思ってしまいがちですが、そうとは言い切れない部分が多くあるのです。

好待遇の飲食店の求人

飲食店といえば、安月給で、休みが少なく、拘束時間も長い、そして肉体労働。

中々、就職するには躊躇してしまう業種ですよね。

ですが、最近の飲食店の求人を見た事がある方はお気づきかもしれませんが、好待遇の求人広告を打ち出している飲食店が増えているんです。

飲食店も労働条件が良くなったんだな~って思う方もいるでしょう。でも考えてみて下さい。

あれだけブラックだブラックだと言われていた飲食業界が急に好待遇になる訳なんてないのです。

好待遇の求人広告を出さないと応募がない

はっきり言うと、好待遇の飲食店が増えたのではなく、好待遇の求人広告を出さないと応募が全くないだけ。

理由はこれだけです。

飲食店の場合、広告に30万円の予算を掛けても1人応募が来れば御の字というくらい、一人採用するのにも本当に苦労する状況なのです。

だからこそ飲食店を相手した、紹介型求人やスカウト型求人の会社が増えているのです。

もちろん紹介型ともなると一人採用するのに100万円以上かかってしまいますが、何度求人広告を出しても採用まで至らない事から紹介型を利用する飲食店も増えています。(それでも全く人は来ないんですけどね)

 

飲食店の利益の仕組みを考えると好待遇はありえない

飲食店の利益率は低い。これは飲食店に関わる人であれば周知の事実。

300万円の売り上げがあっても、10%の30万円が残るか残らないか?のような飲食店も数多く存在します。

ですから、天気の悪い日が続くなど集客に悪影響を及ぼす事が続くと、いつでも赤字の不安が出て来てしまうのです。

削るのは人件費

飲食店は人がいないと商売になりません。なので来店状況が読めない時でも、従業員は常にスタンバイしている訳です。

ですが水商売。今日はダメだな。なんて日も当然ある訳で、そんな時はアルバイトを帰して社員で踏ん張るなんて状況は当たり前のように出てきます。

人件費をどれだけ削れるか?飲食店の利益はそこにかかっていると言っても過言ではありません。

 

正直な話、飲食店の社員が一番働きやすい環境は従業員が全て社員で運営する。これが一番、飲食店で働く上での好条件ではないでしょうか?

飲食店がブラックと言われるのは、社員1人に対して他はアルバイトで運営させるというスタイルが生んだもの。

本当の好条件は社員運営だと私は思います。

ただ、社員運営で利益が出る業種ではない事は長年飲食業界を見ていて分かっているんですけどね。

初任給が高くても惑わされるな

今の飲食店の求人は、未経験でも初任給が高く設定されています。

これは先ほど書いたように、人が集まらない為以外のなにものでもありません。

そして、飲食店の利益率を考えると「毎年昇給」「ボーナス年二回」「有給あり」なんて条件は正直「?」です。

毎月のように求人広告を出している所は、大抵、辛くてそんなもたないので、好待遇をウリに広告を出していますね。

そんなに好条件なら、毎月出す必要もないだろ?と思いますが、それだけ離職率が高いのでしょう。

飲食店に好条件、好待遇を求めるのが間違い

そもそも、飲食業界に好条件、好待遇を求めるのは間違いな話で、飲食店の仕組みを考えれば、どうやってもブラックになってしまいます。

お客さんがお店に入ったら、すぐ料理や飲み物が頼めてというスタイルでやってる限り、飲食店の体質は変わらないでしょう。

本当に従業員の条件を良くするのであれば、「一回転のみの営業」「スタート時間も終了時間も同じ」「料理は完全コース」など、従業員に合わせた店主体の運営をしないと無理でしょうね。

 

ファーストフードなんかもそうです。どのタイミングでもお客を相手にしなければいけないから、労働状況が悪くなる訳で、注文は「0分」「30分」の一時間に2回しか受けてません。みたいなシステムだと効率がいいと思うんですけどね。

まぁ現実問題無理な話ですが、このくらい飲食店側が主体でもいいんじゃないかな?とは個人的には思います。

先日、とあるファーストフードで注文したおばさまが、注文後、五分少々お時間頂きますと店員に言われて、そんなかかるならいらないと怒って帰って行くのを目撃しました。。。

飲食店側は、いついかなる時でも最速でお客様に料理を提供する。この考えでは従業員の労働条件は一向に改善されないと思うのです。