世界的流行となったコロナウイルス。現在日本では緊急事態宣言の延長が行われていますが、感染者数などは日々(表向きは)減少している事もあり、6月には首都圏も宣言の解除があるのでは?と言われています。
しかし、多くの接客業、飲食業は3月から客足が鈍り始め、もう3ヶ月も赤字経営、、、現在5月後半ですが、さすがにもう耐えられないと多くの飲食店が営業を再開しています。
というのも、飲食店は日銭を稼いでなんぼの自転車操業。止まる事は倒産を意味します。そして緊急事態宣言が解除されても客足がすぐには戻らないというのは誰の目にも明らか、、、正直我々の仲間内では年内絶望だなという話まで出ています。
宣言の解除を待てず営業再開している飲食店を非難する気持ちも分かりますが、閉めていて倒産するなら、開けて倒産、最後まで飲食人でありたいという気持ちも分かって欲しいとも思うのです。
テイクアウトで満足してはいけない
前回、飲食店はテイクアウトで崩壊するという話をさせて頂きました。何故ならテイクアウトというのは知識、経験がないと非常に危険な商売だからです。
まだご覧になっていない方は是非こちらの記事もご覧ください。
今回のコロナ騒動で、飲食店とはいかにもろいかがはっきりしてしまいました。
どんなに会社が大きくても、どんなに店舗を増やしても、人が外食をしなくなれば一瞬で倒産です。
人が食べに来ないならテイクアウトで、、、確かに何とかしたいのは分かりますが、戦略も無しに始めたテイクアウトでは気休め程度にしかなりません。
じゃぁ飲食店はもう生き残る道がないのか?いや実際はそうでもないのですよ。
やれる事は何でもやるべき
客足が遠のいて嘆いている飲食店のほとんどが、未だに待つスタイルを取っています。確かに昔は飲食店がお客を待つのは当然の形でした。
でも今は違います。
Twitter、インスタグラム、YouTube、など攻める飲食店経営が可能となりました。
店舗はお客を待っているだけだとただの箱、、でも考え方を変えれば店舗は大きなスタジオにもなるのです。
本日のおすすめをTwitterで呟くのも当然、インスタグラムでオリジナル商品を宣伝するも当然、ファンが増えればお取り寄せグルメでさならる売り上げを上げる事も可能になりますし、さらには料理の作り方やまかないレシピなどをYouTubeで投稿しお店の宣伝、広告収入を目指す事も可能です。
お店にお客が入らなくても収入を得る方法はいくらでもあります。むしろ待っているだけだった飲食店にとっては昔より可能性があると言ってもいいかもしれません。
複数の収入源は飲食店の希望となる
天気が悪い、ワールドカップが開催される、そういった事でも飲食店は売り上げが左右されます。しかし、複数の収入源を持つ事でそういった日も違う戦略を取る事が可能となります。
例えば、今日は客が入らない、、、早めに切り上げてライブ配信で自宅で飲んでいる常連やお店のファンとオンライン飲み会を開こう!なんて事も出来ますね。
実際、現在コロナで自粛ムードの中YouTubeでオンライン飲み会をライブ配信して投げ銭でお店が助かったなんてお店もあるくらいですから。
これらの方法は、なかなかチェーン店で働いている方では難しいかもしれませんが、個人店では大きな力になります。
チェーン店の乱立で個人店がどんどん潰れていた時代もありましたが、むしろこれからは個人店の時代じゃないか?とさえ私は思っているのです。
これから、飲食業界へ進もうと思っている方も現在飲食店を経営している個人の方も、稼ぐ飲食店経営を目指すべきだと私は思っています。
現状、飲食業界全体が崩壊するかもしれないという状況まできています。しかし、色々チェレンジ出来る環境は昔より多いのです。指を咥えて待っているだけの飲食店に未来はありません。攻める飲食店、やれる事はどんどんやっていきましょう!