【ワンオペの悲劇を無くせ!】深夜営業・24時間営業の飲食店は必要ですか?

現在は従業員の生活やモチベーションを高める為、無駄な営業は止めて短時間でしっかり利益の取れる営業を推進して何店舗も黒字店舗を作ってきた私ですが、ひと昔前は経営者の言うがまま24時間営業や昼から夜までの通し営業などかなり無茶な営業をしてきました。

そしてやりながらいつも思っていたんです。

「これ誰が得するんだろう」と。。。

24時間飲食をしたいお客様の為。。まぁそんなの建前だってのは皆さんも感じている事でしょう。

深夜営業の意味の無さ

飲食店のベストな形は従業員がちゃんと終電で帰れる事。これに尽きると私は思っています。

以前、繁盛店を作るには営業時間の短縮!という事を言わせて頂きました。こちらも併せてご覧下さいませ。

【従業員の力を100%出す飲食店改革案】鍵は営業時間の短縮!

2018.08.12
という事は、営業時間もそれなりに短くしなければなりません。お客が終電ギリギリまで飲食出来る営業時間でやっていては従業員は帰れませんからね。

でも周りを見渡してみると、従業員が全員終電で帰れるよう考えた営業時間になっているお店って少ないんですよね。

  • 店長や社員が始発まで店で休んで帰る。
  • 寮を用意し終電を気にせず働ける環境を整える。
  • バイク通勤や自転車通勤など交通機関に頼らず出勤させる。

まぁこんなとこでしょうが、酔っぱらって終電を逃し始発を待ってた客や顔が死んでる飲食店従業員を始発で見かける度に思うんですよね。無駄に営業するからどちらもそんな顔になるんじゃないの?って。

経営者目線の深夜営業・24時間営業

近年、ようやく24時間営業を取りやめる大手チェーン店も出てきましたが、経営者からしてみれば家賃払ってるんだからずっと店開けてくれってのが本音だと思います。しかし、飲食業はブラックというイメージが付いてしまった現代では営業時間を短縮してでも人材の流出の阻止、そして新規獲得を優先しなければならない状況に陥ってしまったのです。

という事は、従業員は誰も深夜営業、24時間営業をやりたくはないって事ですよね。やりたいのは経営陣なだけであって。

深夜に来る客

何故、経営陣は深夜営業・24時間営業をやりたいのに従業員はやりたくないのか?

それは働いた事のある方ならみんな分かっていますよね。

ぶっちゃけ深夜に来る客は大抵めんどくさいんです。酒に酔って始発まで時間を潰したい客。夜遊びしているチャラチャラしたガキ。ただ寝に来た勘違い野郎。

経営者は数字で判断しますから、これだけ客が来て売り上げがあればやって正解だな。まぁこれくらいの売り上げなら従業員は一人で十分だな(通称ワンオペ)こんな程度ですよ。机の上で仕事をしていて現場を知らない人の発想って・・・

でも実際は違いますよね。

深夜の客は昼間の客より接客は何倍も大変です。それに加え、金は使わない、うるさい、長い、トラブルが起きる可能性も高い。いい事はなんにもありません。

そして飲食店というのは従業員が少ない時に限って客が押し寄せるものです。とてもじゃないが対応出来ない状況が必ず生まれてしまうんです。そうなると、「まだ来ねーのかよ」「すいませーん」の嵐が吹き荒れる修羅場となります。。。あぁ思い出しただけでも地獄・・・

深夜営業・24時間営業皆で止めれば怖くない!

2018年現在、まだまだ深夜営業・24時間営業を行っている飲食店は多いです。正直もういっその事、法律で営業時間の縛りをしてもいいのでは?とさえ私は思っています。それほど深夜営業・24時間営業は無駄だと思うのです。

だって従業員はやる気が無くて、お客も只の時間潰しなんですから。

カラオケや漫画喫茶も終電を逃した客をターゲットに24時間営業をしていますが、接客をし続けなければならない飲食業はもう撤退してもいいですよね。

深夜、飲み食い出来る場所が無いとどう世の中は変化するのか?見たくありませんか?

【従業員の力を100%出す飲食店改革案】鍵は営業時間の短縮!

2018.08.12