飲食店アルバイトから正社員登用は破滅へのルート!?

多くの人が就職活動をする前に何かしらのアルバイトを経験すると思います。

本日のお話は、飲食店のアルバイトから正社員へエスカレーター式に登っていく事への注意点など、簡単な就職活動はそれなりのリスクがあるよというお話です。

現在、アルバイトをされてて社員にならないか?なんてお声が掛かっている方は是非ご覧になって下さいませ。

飲食店の正社員登用

飲食店の求人をみると「正社員登用あり」こんな文面を見かけると思います。

飲食店というのは最初から社員で応募する人が少ないうえに社員の離職率も非常に高いです。なので、飲食店はアルバイトを大量に採用しそこでいい人材がいれば社員へスカウトするといった形が費用的にも抑えれるので、社員募集よりもアルバイト募集に力を入れるケースが多いです。

実際、飲食店が求人紙に社員募集を掲載する場合、30万円かけて1人採用出来たらいいほうですから。私も以前、30万円かけて応募0という事件をやらかしていますので社員募集はもう成果報酬型しか使いません。。

周りの就職活動を見ていて。。。

私は学生時代飲食店でアルバイトをしていて、そのバイト先から社員へのお声が掛かり飲食店の正社員となりました。

周りの友人が何社も面接を周り必死に就職活動している中、就職活動もしなくていいし、年齢の割に給料がいいし、いいじゃん!なんて先の事など考えずに決めてしまったんですよね。。。

先の事を考えている方ならお気づきでしょうが、、確かに最初は周りの友人よりは給料は良かったです、、まぁ案の定それも数年間の事なんですけどね。。。「ボーナス入ったから」こんな友人の言葉が心に刺さるとは思ってもみなかった・・・

アルバイトと社員では仕事が違う

現在アルバイトをしていて、ここなら仕事も覚えてるし社員でも大丈夫そうだな。なんて安易に考えてはいけません。

アルバイトと社員では同じ店にいながら全く仕事が違うのです。アルバイトはシフトでその時間働けば良かった訳ですが、社員ともなるとお店の運営から営業まで全てに関わるようになります。メニューから売り上げ管理、人件費管理から日々のシフトまで。毎日の営業をこなしながら営業以外の仕事も抱える事になります。

頑張って作ったシフト。そのシフトが予定通り進めば、何も問題はないんです。でもね・・・

「本日体調悪いので休みます」「明日用事が入ったので行けなくなりました」「バイト辞めます」

社員になって初めてアルバイトというものに毎日悩まされる事を知るのです。

結果、毎月シフト通りにはいかず、代わりに勤務してくれる人を探したり自分の休みを削ったりと仕事に追われる日々になるのです。これが飲食業界が「ブラック」と言われる要因なのです。

ただ悲しいかな。アルバイトを使う事で飲食店の利益は確保出来ている為、飲食店の社員になるという事はアルバイトと一生向き合うという事でもあるのです。

簡単な就職を選ぶという事は後に苦労するという事

アルバイト先にそのまま就職するというのは気持ち的にも安心すると思うのです。仕事も把握し、職場の人間関係だったりがもうクリアになっている状態でしょうから。

でも、社員はアルバイトに裏の過酷さは見せませんよ。そんなものを見せたら誰も社員になってはくれませんから。

そして、事業をどんどん拡大している勢いのある飲食店では無い場合は社員にならないか?は誰か辞めるので変わりを探している可能性が高いです。

飲食店の社員の離職率は全職種の中でもトップクラスという事は絶対に忘れてはいけないのです。

最後になりますが、アルバイトをしていて社員に誘われたのであれば、とにかく悩み考えて下さい。そしてそれでも飲食業界に進むのであれば他の飲食店の状況を知ってからでも遅くはありません。

色んな飲食店を調べて、飲食店の社員の仕事を知ってみるのもいいと思いますよ。

求人紙に書かれている情報だけで判断するのは危険。飲食店への就職は完全にサポートしてくれる時代です。

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2017.09.08