飲食店を探す時、昔は雑誌やテレビまたは友人からの情報などが主な方法でしたが、現在では様々なアプローチが存在します。飲食店目線からの話をすると、また出てきたよって話なんですが、広告媒体からの営業と求人媒体からの営業電話ばっかりでうんざりって思う飲食関係者も多いと思います。
しかし「ぐるなび」「ヒトサラ」「一休」などなど飲食店を取り巻くサイトは日々増えているという事実も受け止めなければなりません。
そして現在、王者食べログの地位を脅かす存在として話題になっているのが口コミサイトRettyの存在ですね。
Retty(レッテイ)の特徴
『食を通じて世界中の人々をHappyに』をビジョンに掲げるRetty。月間利用ユーザー数が1000万人を超えたというのだから、飲食店を経営する側からしても大きな存在となっている事は間違いないでしょう。
飲食店のポータルサイトの多くが、飲食店側が広告料を支払いサイトに掲載してもらうという仕組みになっており、広告にお金を出せば出すほど露出も増え集客が出来る為、ユーザーの立場からすると本当に探したいお店を選んでいるように見えて、資金力の大きいお店に誘導されていると言えるかもしれません。
Rettyはというと食べログと同じスタイルで(もちろん有料プランも存在するが)基本無料でお店のページが存在しそこに口コミやお店の写真などがユーザーから投稿されページのボリュームが増えていく形になっている為、広告費をかけられない小さな飲食店にはありがたい存在でしょう。
まぁひっそりと隠れ家のように運営したいお店にとっては迷惑な話かもしれませんが、これも時代の流れ受け入れなければならない事です。
しかし、Rettyの大きな特徴として実名制を採用しているという事があります。日本では実名制のサイトは育たないという印象でしたが、フェイスブックの影響も大きいのでしょう、Rettyがここまでの急成長を遂げたのも実名制の飲食店口コミサイトだからなのかもしれません。
Rettyの魅力
Rettyは点数や星で飲食店の優劣を付けるシステムは存在しません。そして個人的な見解ですが批判など悪質な口コミが見当たらないという点は実名制ならではなのかなと感じます。
食べログはほぼ匿名性ですので、飲食店を運営する側から見るとこの口コミおかしくない?みたいな話たまにあるんですよ。例えば、ある人の口コミでA店は星5の高評価、B店は星2の低評価。その二つのお店は近隣に存在し同じジャンルで商売をしている。正直そこまでの違いはないお店なのでなんで?みたいな事ってあるんですが、星や点数の力は絶大なもので集客には天と地ほどの差が生まれてしまっています。
口コミに関する悪質な商売が存在してしまうのも星や点数システムが絶大な力を持っている証拠ですね。
もちろんRettyも口コミサイトですが、飲食店をランク付けするのではなく、自分の友達や自分と食の趣味が合う人を繋げようといったイメージですかね。知ってる人が行った店なら信憑性あるじゃないですか。
最後に
私個人の意見ですが、Rettyは魅力的なサイトだと思います。飲食店側からしても実名で自分の写真も出している人に言われた方が、いい意見も悪い意見も嬉しいじゃないですか。
ここは素晴らしいけどここは良くないって言われたら、良し!改善しようってなりますしね。