飲食店の社員になるメリットは?アルバイトの方が稼いでしまう悲しき現実

飲食店の社員と言えば、どんなイメージをお持ちでしょうか?

朝昼逆転の生活。重労働。休みがない。色んなイメージがあると思います。

その通りです。

 

私は20年間、花金と呼ばれるものを体験した事がありません。

金曜日の仕事終わりに、友達や同僚と飲んで、土曜日ぐったりして、日曜日は家族サービスなんてのは憧れの世界です。

私が飲食業界に進んだ理由

今から20年前、16歳の頃、親の都合で稼がないといけない状況になりました。

当時は今と違いアルバイトの幅も狭く学校終わりに働けると言えば、飲食店がセオリーでした。

アルバイトは週6〜7で入っていたので、そこそこは稼いでいたとは思います。

まぁ週6となると友達と遊んだりする時間は基本ない訳で青春時代の思い出はアルバイトの記憶しかないですね。

結果、学業もおそろかになってしまい、そのまま飲食店の社員にエスカレーター式に登って行ったという感じです。

社員orアルバイト

飲食店はアルバイトが大半を占める珍しい業種です。

個人でやってるお店はまた違いますが、チェーン店ともなると、ほぼアルバイトで現場は営業されていきます。

社員の仕事は、アルバイトの管理や売り上げの管理、在庫の管理など運営の為の仕事が大半を占める訳です。

正直、稼ぐという事だけを考えると、アルバイトの方が稼げます。

これも飲食店ならではの光景ですが、社員より稼ぐアルバイトがいるって凄いですよね。

でも現実にある光景です。

もちろん、保証という観点から見ればアルバイトは休んだら給料は発生しませんから、休みを多く取ればそれは収入に影響します。

現在は飲食店も社会保険に加入している事が当たり前になってきてますので、社員への待遇も改善されてきてるようにも感じます。

しかし、休みに関してはどこも厳しいようです。

  • 月6〜8休み
  • ゴールデンウィーク、夏季、冬季で大型連休取れます

なんて求人が出ているのを見かけますが、現場の人間から見れば、『えっ』って感じです。

先ほどもお話しした通り、店舗が大きければ大きいほど、アルバイトの人数は増えます。100席くらいの店舗でもアルバイトが15人に対して社員は1人〜2人です。

基本、社員の休みはアルバイトの予定次第です。

アルバイトのほとんどが休む時期に休みは取れません。

またそういう時期は、飲食店も休みを取る事が多いですが、年中無休の飲食店では、アルバイトが居ないという理由で休みにする事も出来ません。

大型連休なんかに、飲食店を利用した事がある方は分かると思いますが、全然料理来ない。従業員少ないな。など感じた事あるのではないでしょうか?

当然、大型連休ともなればアルバイトも休みますから、社員で乗り切るしかない状態になる訳です。

自分の店の本社も大型連休だったりする訳で現場の苦労は絶えません。

結論

正直、社員のメリットは社会保険くらいじゃないでしょうか(社会保険もないなら社員である必要って・・・)自分の好きな時に休めて、好きな時間働けるアルバイトが魅力的に見える方が多いのも分かる気がします。そりゃそうだもの。社員として勤めれば偉いみたいに思ってしまう国民の心理みたいなものだけで、別に自分がよければ社員だろうがアルバイトだろうが一緒だと思いますけどね。