飲食店で社員になるなら、大まかに2通りの選択肢があります。
個人や小さい会社で経営してるような飲食店。また、全国展開してるような大きなチェーン店。
さてどちらが良いのでしょうか?
個人店
ひと昔前は、自分でお店を出したいと考えるなら、有名店や専門店などに修行に行く人が多かったと思います。
当時は修行という名のパシリのようなお店も多かったですけどね。寿司屋に修行に入って握る練習をさせてもらうまで5年なんて当たり前でしたから。
現在もそういう風習はあるかとは思いますが、お店側の気持ちも分からなくはありません。
自分の培ってきたものを伝授するんだから、給料なんていらないだろう。と。今では問題になりそうな話ですけど。
ただ私が思うに、お店側も修行として来てもらった方がいいんですよね。
個人店では別に店舗展開する訳でもないですし、人を雇わないとお店が回らない。修行として来てくれるなら、安い給料で人材雇える訳ですから、お店にとってもいい事だらけです。
すぐ教えてしまっては、辞められてしまいますから、出来るだけ引き伸ばして雇いたい訳ですね。
ただ悪い事ばかりでは無くて。
目的が自分のお店を出すという事なら個人店はおすすめです。いい師匠に出会えれば、自分がお店を出す時にサポートしてくれたり応援してくれますし、その後の繋がりもとても大きいものになっていきます。
チェーン店
チェーン店はそもそも社員の立ち位置が個人店とは違います。
自分で経営のノウハウや料理を覚えていく個人店とは違い、本社から送られてくる目標に向かって、いかに数字を達成するか、アルバイトをどう配置するかなど、個人店とは違う業務内容な訳です。
チェーン店ではホールも料理も基本アルバイトが担当しますから、料理をやりたいと社員になっても料理が出来るとは限りません。
社員から入って副店長➡︎店長➡︎エリアマネージャーのように出世とともに現場からは離れていく訳です。
なのでどんどん出世して、現場は早く卒業して飲食業の全体を見たいなんて人は、チェーン店はいいかもしれません。
まとめ
将来、自分のお店を持ちたいという人は、個人店で料理の技術やおもてなしの心を学んだ方がいいと思います。
また、いずれは現場を離れて、違うポジションをやりたいと思う方はチェーン店がいいかと。
どちらもいい所があり、また大変な事も多いです。
自分の将来のビジョンをしっかり持って進んで下さい。
合わないと思えば、また方向を考えて進めばいいんです。無理して続ける必要ないんですから。